
このお盆、母の三回忌法要を行いました。
もう二年が経ったんだな、と、時間の速さに驚きながらも、
集まった兄弟たちの顔を見て、不思議な気持ちになりました。
母が元気だったこ二、兄弟がこうして顔を合わせる機会はほとんどありませんでした。
それぞれの家庭があり、忙しさに追われ、なんとなく疎遠になっていたあの頃。
でも、皮肉なもので──
母がいなくなってからの方が、兄弟が“年に一度”必ず集まるようになったのです。
その中心に、今も母がいてくれているような気がします。
目には見えなくても、母が私たち兄弟を結びつけてくれているのかもしれません。
法要のあと、仏壇の前で手を合わせながら、ふと「もっとありがとうを伝えておけばよかったな」と思いました。
思えば、私は母にちゃんと感謝の言葉を口にしてこなかった気がします。
「親孝行したいときに親はなし」とは、よく言ったものです。
これはまさに、自分のことだなと思います。
母がいてくれるのが当たり前だった日常。
どれだけ支えてもらっていたか、どれだけ守られていたか。
それに気づいたのは、もう、母の手を握れなくなってからでした。
今となっては、感謝の気持ちを伝える相手はもういません。
でも、その分、これからは誰かに優しさを渡していきたい。
母が私にしてくれたように、
私もまた、誰かの心をそっと支えられる存在でありたいと思います。
会えなくなってからわかること、伝えられなかった想い。
だからこそ「今、いる人」を大切にしたい。
お母さん、今年もありがとう。あなたの娘で本当によかった。

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