
社員を辞める前、私が一番心配していたのは収入でした。
「今と同じくらいの月収がもらえる仕事が、50代半ばの私に見つかるのだろうか」
当時の私は、収入を安定させるなら社員になるしかないと思っていました。
でも、これから体力は落ちていく。できれば体力仕事ではなく事務がいい。年収もできるだけ下げたくない。
今振り返ると、「楽になりたい。でも収入は今のまま」という、かなり都合のいい条件を求めていたんですよね。
「そんな仕事、簡単に見つかるわけない」
そう思って、なかなか行動できずにいました。
まずは「一つの仕事」から始めた
その後、いろいろなことが重なり、心も体も限界を感じて会社を辞めることになりました。
詳しいことはここでは書きませんが、自分でも思っていなかった形で、それまでの働き方を手放すことになりました。
もちろん最初から、4つのパートを掛け持ちしようなんて考えていません。
まずは社会保険に入れるメインの仕事を見つける。それが第一目標でした。
就職活動をしながら、つなぎのつもりで始めたのが家事代行です。
さらにタイミーで経験した早朝の品出しも、週1日から始めました。
当時は失業手当を受給していたため、決められたルールの中で短時間の仕事をしながら、少しずつ自分に合う仕事を探していきました。
社保付きのパートが私の土台になった
その後、社会保険に入れるメインのパートが決まりました。
ありがたいことに副業OK。
早朝バイトはメインの仕事に間に合うので、そのまま継続。家事代行も土日に変更してもらい続けることができました。
これで少し形になってきたものの、収入としてはまだ足りません。
「あと5万円ほしい」
そこで考えたのが、メインのパートが終わった後、15時ごろからできる仕事でした。
でも条件に合う仕事をなかなか見つけられず、行動できないまま5か月ほど経ちました。
偶然、最後のパズルのピースがはまった
そんなとき、知り合いの会社が事務員を探しているという話が舞い込みました。
しかも15時から4時間ほどでOK。
週4日でお願いすることになり、私が探していた条件にピッタリでした。
まるで最後のパズルのピースがはまるように、私の1週間は仕事で埋まりました。
ただ、しばらく続けると今度は、
「さすがに休みがほしい」
と思うようになりました。
そこで日曜日に入っていた家事代行を平日に変更してもらい、現在は土曜日の午後と日曜日を休みにしています。
社員時代の月収に戻るまで約2年
会社を辞めてから約2年。
4つの仕事を組み合わせることで、ようやく社員時代と同じくらいの月収を得られるようになりました。
ボーナスがないので年収は下がっていますし、大型連休がある月は収入も変動します。
それでも今は、仕事を増やしたり調整したりすることで、大きな収入減を避けられるようになりました。
以前の私は、
「安定した収入が欲しいなら社員になるしかない」
と思っていました。
でも今は、一つの会社だけにすべてを求めなくてもいいと思っています。
社会保険に入れる仕事、早朝にできる仕事、午後からできる仕事、自分の経験を活かせる仕事。
一つでは足りなくても、組み合わせたら私にはちょうどいい働き方になりました。
ここまで来るのに約2年。
決して最短ルートではありませんでした。
それでも、動けなかったあの頃の私に声をかけるなら、
「最初から全部決めなくてもいいよ。一つずつ試してみればいい」
と伝えたいです。


コメント